よくある質問と回答

訪問診療ってなに?
通院が難しい事情がある方に、医師が訪問し、必要なお薬の処方、注射、点滴、検査、処置などを行います。
原則として医療保険や介護保険で対応します。定期的な訪問診療と緊急時の往診を行います。
在宅医療とは違うの?
自宅で受ける医療サービス全般を在宅医療と言います。訪問診療は在宅医療の一部です。
その他に、健康状態の把握やケアを行う訪問看護、お薬の管理や説明を行う訪問薬剤管理指導、ご自宅の環境にあわせて個別のリハビリを行う訪問リハビリテーションなどがあります。
訪問看護ってなに?
訪問看護は、 訪問看護ステーションから看護師がご自宅に訪問し、病気の観察、在宅療養のお手伝い(身体の清拭、洗髪、入浴介助、食事や排泄等の介助・助言)、医師の指示による医療処置(点滴、カテーテル管理-胃瘻、尿管カテーテルなど)、医療機器の管理(在宅酸素、人工呼吸器などの管理)、介護予防のアドバイス等を行う事ができます。
かかりつけ医はそのままに、訪問看護のみ利用する事もできます。訪問診療とあわせて利用する事もできます。当クリニックでも20か所以上の訪問看護ステーションと連携しています。
在宅医療を利用する条件はあるの?
なんらかの理由のがあり通院が困難である方が対象となります。
訪問診療でできることは?
診察、お薬の処方、各種注射、傷の処置、血液検査、エコー検査、心電図検査、尿検査、腹水や胸水の除去などがあげられます。また酸素療法、人工呼吸器、経管栄養や中心静脈栄養の管理も行います。
緩和ケアでは医療用麻薬などの鎮痛薬、持続皮下注射、クモ膜下薬剤投与などを行うこともできます。
訪問診療で対応が難しいCTなどの画像検査は病院受診をしていただく場合があります。その際は、当クリニックで手配を致します。
24時間対応?
契約されている患者さまの急な体調不良時に24時間365日往診ができる体制を整えています。電話での相談も受け付けています。
訪問診療を受けるにはどうしたらいい?
まずは当クリニックにお電話ください。
かかりつけ医がある方は情報提供書をいただいています。かかりつけ医や担当ケアマネジャーにご相談ください。 将来的に訪問診療をご検討されている場合は、当クリニックの外来に通院をしながら訪問診療に移行することもできます。
栄養ケア・ステーションでは何をしているの?
専任の栄養士が、訪問診療の患者さまだけでなく、通院患者さまも対象とした栄養指導や、調理指導も行っています。
栄養ケア・ステーションにはキッチンもあります。当クリニックでの調理指導も可能です。木曜日午前中の予約制になっておりますので、まずはお電話ください。
だいでんカフェって何?
ひらまつ病院内にある任意団体だいでんケアネットワークが主催しています。この活動の一環として毎週木曜午後13時半~16時に当クリニックの栄養ケア・ステーションを使用して、参加無料のだいでんカフェを開催しています。地域の方々とのつながりを通して、互いに支えあえるコミュニティづくりをお手伝いします。
認知症予防として脳の活性化を図ることを目的に開催されている憩いの場です。誰でも気軽に立ち寄ることができ、人と出会い楽しい時間を過ごすことができます。
家族を病院から自宅へ連れて帰ってきたけど私ひとりじゃ不安
何もかもお一人でご家族のお世話をされるのは不安と思います。介護保険には、訪問系のサービスの他にも、デイサービス等の通所系サービス、短期間施設に宿泊するショートステイ、福祉用具のレンタルなど様々なサービスがあります。ご本人、ご家族の希望に合わせケアマネージャーとともにサービスの調整も行っていきます。介護のサポートだけでなく、ご家族の息抜き、リフレッシュの時間も持てるように、無理のない介護、在宅療養を一緒に考えていきます。
退院した後もリハビリを継続したい
当クリニックで訪問診療を行い訪問リハビリセラピストがご自宅に伺います。
介護保険を利用した訪問リハビリを受けることができます。
ご自宅の環境や体力にあわせて、日常生活にあわせたリハビリ、福祉用具の提案や助言などを行います。
患者さまの状態に応じて医療保険でのリハビリも検討していきます。
家で容態がわるくなったらどうしたらいい?
在宅療養中の患者さまの急変時は、当クリニックもしくは訪問看護師が24時間、往診できる体制を整えております。 救急搬送が必要な患者さまについては、当クリニックが搬送先を選定し救急搬送依頼を行います。
家に帰りたいけど家族に迷惑をかけたくない...
ご家族に遠慮がある患者さまは多いかと思います。一方、ご家族の本当の想いはいかがでしょうか。 それぞれの想いを伝い合えていない場合もあると思います。在宅療養を考える際は、退院前に医療関係者を交えてご家族、患者さまで話し合う場を設けています。 そこで本当の想い、希望を伝えていただき、在宅療養が現実的かどうか、みんなで話し合いましょう。多職種で意見を出し合った結果、不可能が可能になることもあります。
最近むせる様になってきたけど誰に相談したらいい?...
加齢や病気によって、飲み込みにかかわる機能が低下して、 ものをうまく飲みこめなくなる事があります。 しかしこういった身体の変化は日々の生活や食事の工夫で改善したり悪化を予防したりすることができます。当クリニックでは飲み込みのリハビリや、栄養士による食事内容の工夫がご提案できます。
退院したあと食欲がなくて体力回復が心配...
入院中は食欲が沸かなかったり、ずっと寝てばかりの生活で筋力が低下することがあります。
退院後、食事や日々の生活習慣に気をつけることで、体力の回復が可能です。 退院後の食事は、好きなものをおいしく食べる楽しみができますが、栄養状態を改善したり、効率よく筋力を回復するためにも食事の内容は重要です。
患者さまが無理なく、おいしく、栄養を摂取して体力を回復できるように、退院後の患者さまの状態にあわせた栄養指導や料理方法の助言を実施します。

患者ご家族様からのお声

夫を在宅で看ることになって、最初はどうなることかと思いましたが、先生たちにいろいろ話を聞いてもらい、説明をしてもらって気持ち的にとても楽になりました。本人も自宅で最期を迎えることが希望でしたので、最期の夜は家族で過ごせて満足だったと思います。

母の希望通り家で最期を迎えられて、感謝の一言しかありません。まだ部屋に母がいるような気がします。大往生でした。ありがとうございました。

先生や看護師の方々に精一杯の医療を施していただき、妻は苦しむことなく穏やかに永眠できました。言葉に表せない感謝でいっぱいです。

皆様の手厚いケアと寄り添いにより、母は悔いなく生涯を閉じることができました。母も私も安心して過ごすことができました。

夫の療養中、皆様にお部屋の空気を明るくしていただいて、私も安心して夫に向き合うことができました。ありがとうございました。

家が好きな母なので最期まで家で看たいと思っています。そのためには先生や看護師さん、ヘルパーさん、管理栄養士さん、リハビリの先生、皆様のお力が必要です。訪問入浴も快適だったようで喜んでいます。長くみていくためにはショートステイの利用も続けたいと思います。

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